年齢という要素

さて、最近少しずつ自分の置かれている状況を冷静にみれるようになってきたように思います。

まず、ぼくが泊まっている学生寮を完全に勘違いしていたことがわかったことが大きいです。
というのは、1st year studentがたくさんいて楽しいということがホームページの記述から、日本にいるときアサインしたのですが、実際ここでいう1st year studentとは、ぼくのようなこの国をはじめて訪れる交換留学生が利用するものではなく、現地のNZの大学1年生が利用するものだったということです。


この国は、大学が8つしかなく、しかもすべて国立なので、高校卒業後、生まれ故郷をはなれ
一人暮らしをするのが普通なんです。それで親元を離れ、友達とも離れなければいけない状況におかれている、彼らの救済手段として、楽しいレクリエーションがたくさんある学生寮という存在が意味を増してくる、というようです。


なので、先週までは、そういった寂しさを紛らわそうとしているのか、毎晩遅くまでアルコールを飲んで叫んでいる声が聞こえ、ぼくが昼おきて(笑) フラットの外にでると通りには、アルコールビンの破片がそこらじゅうにあるという状況で、正直けっこー怖かったわけですが、


結局、そういった子供っぽさをもっている彼らとおれは今までかかわろうとしていたのかと思うと、言語が通じる通じないかかわらず、うまくかみあわなくて当然だったと振り返ることができます。なにせ、日本にいる方々よりも一足先に4年生になったぼくと、新1年生では、精神年齢がちがって当然だからです。




という長い前置きのあとに、今日書きたいのは、逆説的ですが、
「年齢」を気にすることの価値のなさについてです。


ぼくは、毎日食事を共有の食堂でとっているのですが、1st year studentでも、ぼくにやさしく話しかけてくれるひとが2人います。それは、スリランカ出身のひととフィジー出身のひとです。

といってもどちらも10年近くこの国に住んでいるので、完全になじんでいるわけですが、
ここで結構深く考えてしまいました。


ほかにも、少数ですが、international studentがいて、彼らは2年生からphDの生徒まで様々ですが、みんな親切なんですが、


なんとなく、スリランカやフィジー出身のひとたちが優しいのは、きっと自分がこの国にきた当初、自分自身がいろいろと困難な経験をしたからだろうな、と思うからです。
ほかのinternational studentも同様だと思います。



やはり年をとっているほうが、包容力のようなものを感じますが、
結局、人間性って年齢よりも、個人の原体験からいかに学んで生かしてるかという別の要素の影響のほうが大きいと最近強く感じます。



実際、この国の19歳のほうが、ぼくよりもずっと大人っぽく見えるので年齢を気にする機会ってそもそも存在しないし、これまで会話をはじめるときに年齢をきいてた自分が、まったく意味のない質問をしていたな、と思っています。


言動や振る舞いだけをみれば、そのひとが優れたひとかどうかわかるし、尊敬にあたいするからです。人を尊敬できるかどうかに、年齢という要素は一切はいる余地はないですよね。




これは、日本にいたころにハーバード留学記で有名な岩瀬大輔さんの少人数の座談会にいったとき、彼がいっていたことに少しつながるものを感じたような気がしたのでこのエントリーを書いています。
というのは、彼がPEファンドで今は名前が変わっていますが、リップルウッドにいたころ、一番驚いたことが、

「アメリカ人のマネージングディレクターが、一切年齢をきかずに先輩よりもいってることが妥当な自分の意見を受けて入れてくれ、それ以来機会があるたびに自分に意見をもとめてきたという姿勢だった」
ということだからです。



就職活動をしているひとが、
「結局社会人でも、本当に人間的に立派なひとか、そんなにたいしたことないひととかいるもんね。」みたいなことをいってた記憶がありますが、まさしくつながるものがあると思います。

だからこそサークルの友人がいってたように
「会社の若手社員でも、ただの兵隊としての気構えをもっているひとと将軍としての意識をかかさずもっているひとがいて、その将軍を見抜けるかが、自分の選択に強く影響する」ものなんでしょう。立場がまったくちがっても、同じ人間というベースでその人のことを洞察することが大事なんだなってことです。



なんか、つらつらと長くなってしまいましたが、要するに言いたいことは、

今ここで自分が苦労して得るであろう知見というものが、
今後誰かの役に立ち、それでその人が救われるならば、
いまここでぼくが困難な状況に直面できることは
貴重なことであり、素敵なことなんだろうということです。
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  by shot_aizawa | 2008-02-27 16:24 | 思いつき

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