自ら社会の奴隷と化すことでパラダイス鎖国に住むことを許された日本人①

日本から離れていた期間はたった4か月と少しでしたが、それでも成田空港に着きそこから家に帰るまでの電車の中から見えた風景、友人たちや世界的大都市東京を歩いていて目にうつった人々、それはまさに留学に出かける前とはまったく違ってみえる世界でした。


地下鉄がうまくのれなくなってて、下りる駅で降りれなかったり、ものさびしい気持ちに襲われることもありましたが、それでも自分が留学にいくまえよりもまったく別の視点をもててたことに、留学にいくことにしてよかったという気持ちをもつことができました。


それで、留学にいって決してなにか新しい力を身につけたわけではないけれども、「新鮮な目」というものをもっていたということを確信できた自分が留学しているときから再考し、実際の日本をみて、今の日本がどんな感じになっているか、感じたことを(あくまで)気ままにまとめてみたいと思います。


一言でいえば、「自ら社会の奴隷と化すことでパラダイス鎖国に住むことを許された日本人」、正確にいえば、「社会の奴隷となることを受け入れざるを得ない状況のなかで、それを否応もなく肯定することでパラダイス鎖国に住むことを許されたのが今の日本人」であるということです。


あくまで、私見です。しかも考えがまとまっているわけではなく、どちらかというと備忘録として記憶がうすれないうちに(もううすれてますが笑)書き留めておきたいだけです。


んで、今回はシリーズ第一弾「パラダイス鎖国」について。
こちらにいるときから、感じていた日本観をまさしくあらわしているような本が刊行されていたということもあって、日本に帰ったときに真っ先に読んだシリコンバレーの起業家海部さんの本の題名の一部です。
正直、本の内容は、著者の方が非常に頭の切れる方であるにもかかわらず、自分の子供に向けて書いたと思われる点、出版社の意向が強くあらわれただろうと思われる点、著者の方が多忙すぎる点で、内容的にも少し稚拙で完成度がさほど高くなく、そこまで満足できるものではなかったんですが、携帯電話市場の会社が日本に閉じこもっている話は面白かったし、なによりパラダイス鎖国というフレーズは非常にcatchyなものだったと思ったので、使わせていただきました。


んでなぜ、自分がそのようなふうに感じたかを自分の言葉で羅列的につづってみると、

・日本という国は、世界で最も健康的な食事を摂取している(めしがうまい)
・みんなおしゃれで日常で身だしなみに気をつかう
・美容院が洗練されている
・女の子がかわいい。(アジア圏で比較してみるとよくわかります)
・女の子は控えめでいろいろと気遣ってくれる
(おれの偏見もありますが、男>女という関係が根強く残っていて、男女の役割というものが区分されている点で的を外れていない)
・シャワーのお湯がたくさん出る
・家電製品のクオリティがとてつもなく高い
・サービス業の接客のクオリティがプロフェッショナルだ
・公衆衛生の水準が非常に高い
・自国でクオリティの高い映画をつくることができる
・漫画・お笑いという独特の娯楽がある
・世界中の人々を魅了できる文化がある
・世界的大都市「東京」の存在
・経済規模がそこそこ大きいので、日本市場だけでも十分食べていける金を稼げる(海部さんの本より)


と、レベル感を気にしていないで書いててまだまだいろいろありますが、とりあえず日本にいればなに不自由せず、いろんないいことが手に入ります。こっちにきた当初は、なぜ日本にいてあんないい暮らしができ、かわいい女の子とも話すことができるのに、こんなに苦労してまで、服装がダサくて、酒のんであばれたり、強気な態度をとったりするような女の子しかいないようなところで暮らさなきゃあかんのだと、悲嘆にくれたものです笑



そして、鎖国に関しては
・自分の世界に対する意識があそこまで遅れてるものだとは、ここにくるまで気づかなかった
・公衆衛生が低く、犯罪率の高い外国に旅行するよりは国内旅行のほうが楽しいと考えるひとが増えた気がする
・英語が話せると、1種のステータスを得た、とみなされるという世界でも珍しい感覚をもっている(現地語に対する関心が低い)
・理論を軽視する傾向がある
・グローバリゼーションの時代に相当自分から意識しないとほんとうの国際感覚が身につかない状況になっている
・メディアのクオリティは高いがレベルがとてつもなく低い。(自国の話題で話が完結している)
・メディアは、海外の事故が起こったときに「日本人の被害者はいない模様です」という単一民族的意識が顕著な発言をする
・昔は、商社にはいって実際に海外にいって原油プラントの採掘のために交渉したりするのが国際的ビジネスマンと考えられていたが、今は「日本に残って」外資系という肩書きをもって英語で外人とコミュニケーションをはかれることが国際的ビジネスマンにという意識になっている
。これに関連して40代くらいの世代は、ロンドンとかニューヨークで暮らしているだけで鼻高々な意識をもっているようだが、今の若い世代はそれを特別うらやましく思わない。
・さらにこれに関連して、海外に「本当の」移民者が少ない。海外にいってもその国の言語で思いをつづるのではなく、日本語で日本に情報を発信しようとするひとが多い。

てな、とこですか、とりあえず今回はここまで。
特に3点目の1種のステータスを得たという点と4点目、掘り下げると面白いんですが、それは後ほど。まあ、反応なかったらこのシリーズやめますが笑
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  by shot_aizawa | 2008-08-01 09:42 | 思いつき

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